“江戸・明治期の古く情緒ある町並みを歩く” 1300年の時を超えてなお優美な時を感じる
「ならまち」は、もともとは元興寺の境内であったが、その権勢が衰えたところに、民家が次々と建ち、小川を覆って小道を作ったことから、起伏のある迷路のような町並みになったと言われています。

道幅も適度に狭く、両側に町家と呼ばれる2階建ての古い建物が並んでいて、味のある落ち着いた景観から歴史のトンネルを歩いている感じを受けます。
町家の多くは、明治~大正時代に建てられたもので、奈良格子、虫籠窓、ばったり床机など、人が行き交う光景を配慮した昔の歴史を思わせる個性溢れる風情があって、歴史の生活感に引き込まれそうです。昔懐かしき風情に新鮮さを味わえることでしょう。
「ならまら」:江戸時代の末頃から明治時代にかけての町家の面影を今に伝えるならまらは、落ち着いた風情を漂わせ、訪れた人になつかしさを感じさせてくれます。
行政地名としての奈良町という場所はありませんが、元興寺の旧境内を中心とした一帯を「ならまち」と呼んでいます。
このあたりは奈良時代の平城京の区画のうち東部に突き出た外京と呼ばれていた場所で、神社・仏閣の多いことも特徴のひとつです。
迷路のような小路を歩くと歴史の横顔に出逢える・・・
そんな町なみで思い出の一ページを重ねてみませんか?
最近では、新しい店舗も進出したりで、JR奈良駅から奈良交通バス市内循環バス(内回り)田中町バス停下車が便利です。
ここから町中(ならまち)に進むと分かりやすいです。このバス停で下車される皆さんも多く見かけるようになりました。
ならまちの風物詩 身代わり猿
庚申さんの身代り猿(西新屋町)
庚申さんのおっかいの猿を型とったお守りで、災難が家の中に入ってこないように魔除けを
意味します。
ならまちの民家でもよく見かけます。うえの画像でも吊しています。
おたずね処 ならまちで迷ったら
「おたずね処」提灯がつるされている時におたずねくださいませ!!
うえの画像にも見られます。
田中町バス停下車(身を反転しない)して左側の通路、その左右両隣の3通路沿いに、それぞれ北上して東西に走る自動車道大通り(ならまち大通り)に至るまでに総計12カ所のおたずね処があります。
遠慮なくご利用なさっては如何でしょうか。目印は、提灯です。
おもてなしトイレ
私ちょっと、そんなときには、「おもてなしトイレ」看板のかかった民間の協力トイレのご利用がお勧めです。
私も時々、お寺のおトイレ利用させていただきます。
